History
沿革
教室発足当時から肝臓を中心とした
肝胆膵外科領域の発展に貢献
外科学講座肝胆膵・移植外科学分野は、旭川医科大学外科学第二講座として、初代水戸廸郎教授のもと1975年4月に開講し、1976年11月に大学附属病院開院とともに診療を開始しております。
水戸廸郞教授は、その後20余年にわたって人工肝臓や肝細胞移植の研究に従事し、国内はもとより世界に名を轟かす業績を上げ、国際交流をすすめるとともに、日本移植学会、日本人工臓器学会、日本肝臓学会などの学会を次々と主催し、教室を発展させました。1996年3月に退官されております。
初代教授水戸 廸郎
2代目葛西眞一教授は、1997年11月に就任されました。開講当初より初代水戸教授のもとで教室を支えてきた1人で、それまでの教室伝統であった肝細胞移植の研究を引き継ぎ、日本レーザー医学会などを主催されました。臨床分野では個々の教室員が大きな成長をとげ、肝胆膵、上部消化管、下部消化管の各グループにおいて手術成績を向上させ、肝臓手術、膵臓手術、内視鏡手術、炎症性腸疾患に対する手術等に新しい手技・術式を取り入れ、発展させました。2009年3月に退官されております。
第2代教授葛西 眞一
3代目古川博之教授は、2010年1月に就任されています。米国ピッツバーグ大学での診療経験を元に旭川の地で初めて生体肝移植手術を行い、在任中11例を施行し新たな歴史を刻みました。2017年に日本移植学会会長を務め惜しまれながら2021年3月に退官されております。現在、旭川医科大学理事・副学長として活躍中です。
第3代教授古川 博之