教室案内

肝胆膵・移植外科

Message

教授あいさつ

患者さんとご家族の
幸せのため
最高の外科治療を提供

肝胆膵・移植外科 教授横尾 英樹

Hideki Yokoo

道東道北のみならず、北海道、
そして国内、世界へはばたく
人材の育成をめざす

旭川医科大学外科学講座肝胆膵・移植外科学分野のホームページをご覧いただきありがとうございます。私は、2022年11月1日付けで本教室の4代目教授として就任させていただきました。当教室を代表してご挨拶申し上げます。
本教室は、旭川医科大学第二外科学講座として1975年4月に開講し、1976年11月に大学附属病院開院とともに診療を開始しております。初代の水戸廸郎教授から葛西眞一教授、古川博之教授と続き、消化器病態外科学、肝胆膵・移植外科学と名称変更、そして消化管外科学分野が新たに新設された形で分離し現在に至るまで40数年を経た伝統ある教室です。
私たちの使命は、肝胆膵領域の難治癌に対して立ち向かい患者さんと御家族が笑顔で過ごせるよう努力することです。そのために我々外科医師は、日々新しい治療法や手術手技の開発や改善を行っていくことはもちろんそれを裏づける基礎レベルでのバックグラウンドも持ち合わせていなければなりません。

他施設で手術が出来ないといわれた患者さんにも、どうすれば出来るかを積極的に考え患者さんに尽くしていきたいと考えています。年々肝切除、膵切除は増加しておりますが、徹底した術前術中術後管理により開腹手術、腹腔鏡下手術ともに合併症が少なく体に負担の少ない安全な手術を実現しています。
また、大学の使命として医学教育にも力を注いでいます。医学部学生や若手医師の“やる気”に充分応えられる“やりがい”をいかにつくり出すことが出来るかを第一に考え、若手医師が満足できる教育・診療体制を構築していきます。国内のみならず、国外の施設と連携しながら大学教室を中心として道東道北のみならず、国内、そして世界へ羽ばたく次世代を託せる外科医を育成いたします。

我々一同、世界レベルでの臨床、教育、研究に全力で取り組み邁進していきたいと考えております。
肝胆膵領域癌でお悩みの方はどうぞご相談ください。患者さんとそのご家族の幸せのため最高の外科治療を提供いたします。

History

沿革

1975年4月 教室創立時の教官

教室発足当時から肝臓を中心とした
肝胆膵外科領域の発展に貢献

外科学講座肝胆膵・移植外科学分野は、旭川医科大学外科学第二講座として、初代水戸廸郎教授のもと1975年4月に開講し、1976年11月に大学附属病院開院とともに診療を開始しております。

水戸廸郞教授は、その後20余年にわたって人工肝臓や肝細胞移植の研究に従事し、国内はもとより世界に名を轟かす業績を上げ、国際交流をすすめるとともに、日本移植学会、日本人工臓器学会、日本肝臓学会などの学会を次々と主催し、教室を発展させました。1996年3月に退官されております。

初代教授水戸 廸郎

2代目葛西眞一教授は、1997年11月に就任されました。開講当初より初代水戸教授のもとで教室を支えてきた1人で、それまでの教室伝統であった肝細胞移植の研究を引き継ぎ、日本レーザー医学会などを主催されました。臨床分野では個々の教室員が大きな成長をとげ、肝胆膵、上部消化管、下部消化管の各グループにおいて手術成績を向上させ、肝臓手術、膵臓手術、内視鏡手術、炎症性腸疾患に対する手術等に新しい手技・術式を取り入れ、発展させました。2009年3月に退官されております。

第2代教授葛西 眞一

3代目古川博之教授は、2010年1月に就任されています。米国ピッツバーグ大学での診療経験を元に旭川の地で初めて生体肝移植手術を行い、在任中11例を施行し新たな歴史を刻みました。2017年に日本移植学会会長を務め惜しまれながら2021年3月に退官されております。現在、旭川医科大学病院長として活躍中です。

第3代教授古川 博之

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