Program
外科学講座消化器病態外科学分野(旧第二外科)は、2016年に旧第一外科と合併し、任意団体であった外科医局を全国で初めて一般社団法人化した旭川医科大学外科教育支援機構(Asahikawa Medical University Surgical Educational Support Organization AMUSE)を立ち上げました。それ以降、外科全体の専門医育成プログラムにより、毎年優秀な専門医を排出しております。
旭川医科大学外科
専門研修プログラムについて
本プログラムの目的と使命は以下のとおりです。
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専攻医が医師として必要な基本的診療能力を習得すること
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専攻医が外科領域の専門的診療能力を習得すること
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上記に関する知識・技能・態度と高い倫理性を身につけることにより、患者に信頼され、患者への責任を果たせる外科専門医になること
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上外科専門医の育成を通じて、北海道民ひいては国民の健康・福祉に貢献すること
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外科領域全般からサブスペシャリティ領域(消化器外科、心臓血管外科、呼吸器外科、小児外科、乳腺・内分泌領域)またはそれに準じた外科関連領域の専門研修を行い、それぞれの領域の専門医取得へと連動すること
Flow
専門医取得までの流れ
研修内容概略
専攻医の研修は、毎年の達成目標に対する達成度を評価しながら進められます。下の表に、研修内容概略とそれを達成するための方法や工夫を示します。なお、習得すべき専門知識や技能の細目については専攻医研修マニュアルを参照してください。
1年目
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履修内容
基本的診療能力、外科基本的知識と技能の修得を目標とする。
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履修の方法・工夫
院内で開催される各種カンファレンス、抄読会、病院主催のセミナーなどに積極的に参加。文献検索、成書、e-learningにて研鑽。ベットサイドでの周術期変化の注意深い観察・身体診察も重要。
2年目
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履修内容
基本的技能・知識を診断や治療へ応用する力量の養成を目標とする。
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履修の方法・工夫
GrandRoundsやM&Mカンファレンス、他科とのカンファレンス、学会・研究会への参加、発表等を通じて、問題点やその解決方法に関する客観的考察力を養う。
3年目
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履修内容
外科の実践的知識・技能の習得により様々な外科疾患や緊急を要する病態に対応する力量を養うことを目標とする。同時に、チーム医療におけるリーダーシップを養う。進むべきサブスペシャリティを選択し、その領域の技能・知識の習得も併せて行ってゆく。
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履修の方法・工夫
ガイドラインやエビデンスを理解し、他診療科、他職種とのカンファレンスに参加して積極的に意見交換し、問題解決にも参画してリーダーシップを養う。
後進への指導にも力をいれることで、技能面や知識面で不足している自らの問題点を受け入れ、その改善をはかる。