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あいさつ
北の大地、北海道から
世界に通用する人材を育成
旭川を中心とする道北・道東から
世界に発信できる最先端の治療を実践
2018年9月より、これまでの消化器病態外科学分野は肝胆膵・移植外科学分野へ名称を変更し、新たに、消化管外科学分野が新設されました。
我々の消化管外科学分野は、食道から直腸・肛門までの消化管疾患(主に食道癌・胃癌・大腸癌などの消化管悪性疾患)を担当することとなります。
現在、消化管疾患に対する外科治療はテクノロジーの進歩に伴い、急激な進化を遂げつつあります。ほんの10年前までは開腹手術が中心であった消化管の悪性疾患に対する手術も、現在は腹腔鏡下手術が中心となってきています。
さらに、2018年4月より診療報酬の改定に伴い食道癌・胃癌・直腸癌に対してda Vinci Surgical Systemを用いたロボット支援の保険収載が決まりました。テクノロジーの進歩に遅れることなく世界最先端の手術を実践していきたいと考えています。
また、抗癌剤や分子標的薬も開発も日々すすんでおり、これらを組み合わせて行う集学的的治療により治療成績も目覚ましい向上をみせています。旭川を中心とする道北・道東におきましても世界に発信できるような最先端の治療を実践していく所存であります。
また、旭川医大は道東・道北における地域医療の中核を担う基幹病院でもあります。昨今、ここ日本では外科医の減少・偏在が問題となっています。地方においては、医師減少・偏在という問題はかなり深刻な問題として地域医療を圧迫していきます。
旭川医大が中心となり、同地域の地域医療の充実を図るべく人材の育成にも力を注いでいきたいと思います。
この消化管外科学分野は、若い医局員が中心となっており大変活気に満ちた医局です。ここ北の大地、北海道から世界に通用する人材を育成し、さらに地域医療にも貢献できるように医局員一同頑張っていきたいと考えています。