第78回日本消化器外科学会総会 体験記
医学科5年 野村 悠起
令和5年7月12日から7月14日に函館市で開催された第78回日本消化器外科学会総会に参加させていただきました。
今回の学会を通じて様々なことを感じ、学ばせていただくことができました。
発表準備では、発表スライド作成の流れや注意すべき点を学ぶことができました。
今回の発表は6分間というかなり限られた時間であったため、何を一番伝えたくて、そのためにはどのような流れで
発表を進めていくかという点が一番重要でかつ一番難しかったと思います。先生と試行錯誤をしながらスライドと原稿を
作成し、発表の練習を行い、実際本番ではほぼ6分ちょうどで発表を行うことができた時には、かなりの達成感を味わう
ことができました。そして今回学会に参加させていただき、一番感じたことは、学会は非常に楽しいということです。
普段はそれぞれの職場でそれぞれの専門について医療を行なっている先生方が、各々の研究成果や経験した症例を報告し合い、
今後の更なる医学の発展に繋げようとされている姿はとてもかっこよく、自分もいずれはこの場に医学を発展させる立場として
必ず来るという一つの目標になりました。また、自分が想像していたよりも学会の規模は非常に大きく、学会の時間以外は何か
街全体がお祭りかのようなそんな雰囲気がありました。普段懸命に医療に向き合っているからこその、ひとときの休暇を楽しむ
かのような先生方の雰囲気に乗じて、私も3日間を心から満喫させていただくことができました。
学生のうちから学会発表をするという経験をさせていただくことは、とても貴重であり有意義なことであると思います。
先生の力をお借りしながらなんとか発表を行う経験は、学生のうちに誰でもできることではありません。
もしそのような機会をいただけそうな学生には、是非自分から強く希望することをお勧めしたいと思いました。